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ねこのつめ合わせ

会社員☞海外大生☞会社員☞漫画家 瞬間的にやりたいことをやっていると職業遍歴が散らかった。ラインスタンプ出したけど売れず、漫画描いたけど人気出ず、ノベル書いたけどこれに至っては誰にも読んですらもらえず。何かを制作・リリースすればするほど自分の存在意義が透明化していくように感じる今日この頃。漫画家なのに最近漫画描けていないからただのひきこもりに進化してこんな風に言葉を散らかしてます

どうやらいい年して夢遊病のようです(夫談)②

自宅警備員の平凡な日常

 

こんにちは。きゃとらにです。

前回に引き続き4~8歳の小児の発症率が高いとされている『睡眠時遊行症』通称『夢遊病』に余裕で成人済みのきゃとらにがかかりましたよ、というお話をしていきます。

 

 

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実はきゃとらにの場合は発症ピークと言われている上記期間以降も何度か夢遊病期間を人生で繰り返してきてるんです。そこで時期の異なる合計3つの症例から明確な原因が依然不明とされている夢遊病の原因を検証していこう、という暇なきゃとらににしかできない試みをおこなってます。

 

 

※ここでいう夢遊病の原因とはきゃとらにの夢遊病に関してのみ、とします🐈

 

 

 

夢遊病で前髪の一部をハサミでばっさりやってしまった症例①をお読みになる方はコチラから☟

catlog.hatenablog.com

 

 

 

 症例⑵13歳時

 

 

冒険へ出かけよう

症例⑴から 3年後ですね。10歳時の夢遊病の症状ははその後落ち着いており、きゃとらににとって何よりも家族にとって静かな夜が続いていました。その後月日は流れきゃとらにが中学生になり、部活を始めてしばらくたった頃のことです。

 

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今回の目撃者(被害者)は妹でした。当時妹とわたしは同じ部屋で寝ていたのですが、妹はある夜更け過ぎ、呪文(のようなものを)延々と唱える地鳴りのような声に目を覚まします。声の方を向いてみると何かを持ち上げるかのように両手を上げ何かをひたすら呟いてるうつろな目をしたきゃとらにがそこに居たそうです。

 

 

「うん、こりゃ関わるのよしとこう」

 

 

そう心に思って顔を背けようとした妹でしたが、残念ながらきゃとらにが妹の方に振り向くのが先になりました。きゃとらにはうつろな目で妹を捉えると妹の両肩を激しく揺さぶり、舞台俳優さながらの大声で

 

 

「いい?◯✖※§ΔΘΨ⊇◇やから今から冒険行くんよ!」

 

 

と妹を混乱に陥れるだけの説明を一通りすると、妹の手を掴みものすごい勢いで部屋を飛び出したのです。『冒険』ってビックリですね。海賊王を目指すあの人も真っ青です!意識は眠っているはずなのにあり得ない力強さで妹の手を握り、普段からは想像もつかないような俊敏さで廊下を駆け抜け、階段を駆け下りるきゃとらに。

 

 

この後幸い外に飛び出す事態は避けることができました。というのもこの時まだ父が起きて仕事をしており、きゃとらにたちに気付いて止めてくれたのです。父に話しかけられたきゃとらには電池切れのロボットの様に呆然と一瞬立ち尽くし、その後恐怖におののく妹をその場にほったらかして1人自室に戻っていったんだとか。

 

 

環境の変化と部活のストレス

この当時の夢遊病の原因をあぶりだすのはさほど難しいことではありませんでした。中学生になりきゃとらには学問、友人関係、その他あらゆる環境変化を経験していました。中でも一番の変化をもたらしていたのは卓球部

 

 

当時きゃとらにの所属していた卓球部は毎年全国大会に出場するような強豪で、練習もシビアながら、チームメイト兼ライバルである部員たちとも非常にデリケートで時にシビアな人間関係を築いていました。

 

 

入れ替え戦と呼ばれる部内順位決定戦の前後はとくにピリピリしました。幼馴染だった仲のいい友だちに試合で一度勝ってしまいその後仲良くできなくなってしまったなんてこともありました。

 

 

それだけではありません。常勝チームの常なのか、優勝、トップ、1位以外の成績を顧問の先生が認めることはありませんでした。それが例え2位だとしても最下位のごとく罵倒されるのです。小学校の頃の様に取り組む姿勢や努力が褒められることはありません勝つことのみが正義、勝てなければすべて無価値なのです。

 

 

それでなくても当時は思春期特有のホルモンバランスの変化のせいで自分という人間が液体さながらに定まらない感じがして不安でした。それに加えこの時期に経験した完全実力主義社会はきゃとらにの中にあった『ヒトの価値』を根底から揺るがし、覆したのです。

 

 

常に比べられ、評価され、結果の伴わない努力と自分自身を否定され罵倒される。そしてその過程で狂ってゆく人間関係のひずみにも足元をすくわれる。それらすべてに慣れてゆき、麻痺しながらも、体はその異変を訴え続けました

 

 

当時の肉体的精神的な疲労が影響を及ぼしたのは実は夢遊病だけではありません。生理は部活に所属している間止まっていましたし、その後味覚・聴覚障害もそれに続きました。

 

 

今年はスポーツの祭典オリンピックが開催されましたが、オリンピックの試合をテレビで観るたびきゃとらには自分の卓球部現役時代を思い出します。朝6時には学校で朝練を始め、体育祭や修学旅行などの学校行事の後、また台風で学校が休みの日も練習をしました。また他の友達が彼氏を作り、おしゃれをしているときに自分は恋愛を禁じられ、人よりも使い古した体操着と親指部分に穴の開いたシューズで汗まみれになりました。きゃとらにのアスリート生活は結局中学時代だけのものでしたが、オリンピックにでるアスリートたちはそれをほぼ生涯通じてやっているんだなぁ、と思うとアスリートたちの強さに感嘆します。

 

 

と同時に人の強さは同じじゃないことを思い知らされます。スポーツをするって自分を常に限界まで追い込むことで限界をさらに広げていく作業の繰り返しなんです。限界に追い込まれるのはスキルだけじゃない。そしてその精神的代償も計り知れない。きゃとらにはオリンピックアスリートのみならず、高校でも卓球を続けたチームメイトたちほど強くはできていませんでした。

 

 

しかし今となってはつくづくがんばれないようにできてるトホホな自分を愛おしく思えるようになりました。限界がもたらすのは挫折だけじゃない。限界を知り、己を知り、なるべく夢遊病になる前にストレスと向き合えるようになりたいものです

 

 

きゃとらに🐈

 

 

 

 

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