こんにちはきゃとらにです🐈
前回『モルモン婚活』の記事にも書きましたように、きゃとらには将来のためとはいえ、婚活のためにブリガム・ヤング大学ハワイ校(BYUH)への留学を決めました。
この不純極まれる動機のせいで、「なぜ留学を決意されたのですか?」と後々就職面接において聞かれた際、返事に大変困ってしまうのはまだ先の話です。
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同じ学生寮だけど
さてハワイに来て3日目、または断食3日目のことでした。なぜ断食をしていたのか?婚活もとい学校に備え、断食がもたらす美容効果とデトックスを狙っていたから…とか言いたいところですが残念ながらそうではありません。学生寮住まいのきゃとらにはキャンパス内カフェテリアでの3食が本来もれなく付いてくるはずでしたが、実は学校側で手違いがありきゃとらにはまだ学食にありつけなかったのです。ついてない。
しかし!そんなきゃとらにタイムリーな救いの手が差し伸べられたのです。何とキャンパス内をうろついていたら地元の友人美里(仮名)と再会!しかも断食のことを話したところその日の夕食をご馳走してもらえることになったのです!なんてラッキー!
「もう、丸2日も食べてないなんて信じられない!そういうことなら毎日でも家呼んだのに言ってよね」
なんてしばらく会わない間にすっかり地元の方言がそぎ落とされて何だか別人みたいになってしまった美里でしたがこの際そんなくだらないことツッコんでられない(ツッコんだけど)。だって2日ぶりに食事にありつけるんだもの!
住んでいる場所を尋ねるとその友人美里は「学生寮に住んでいる」と教えてくれました。「わたしも寮だからきっと近くだね」ときゃとらにが言うと、美里は一瞬考えた後丁寧に地図を書いて渡してくれました。その地図によると美里宅はきゃとらにの寮からなぜか意外と離れているようでした。そして彼女の家を示す個所には『TVA2XX(部屋番号)』と書かれていたのです。
あぁ憧れのTVA
TVA、それはBYUHに在学する生徒が一度ならず入居を夢見る学生寮。それはなぜかって?なぜならTemple View Apartment(神殿の見えるアパート)と名のついたこのTVAが『既婚夫婦用学生寮』だからです。
前回の『モルモン婚活』記事にも書きましたが、BYUHは末日聖徒イエス・キリスト教会、通称モルモンの運営する大学です。そしてモルモンの教えは家族を重んじ、結婚を奨励しています。ですから、例え在学中であろうと永遠を共にするパートナーに出会えた若人たちが結婚する貴重なタイミングを逃さないよう、学校には独身寮に加え既婚夫婦寮があるのです。
ちなみにモルモンが結婚式をおこなう神殿は何と大学のお隣。なるほどだから『Temple View Apartment(神殿の見えるアパート)』。あぁ何て万全すぎるお膳立て!
☝友人宅に向かう途中出くわしたTVAカップル。これでもこうしたカップルのほとんどがきゃとらにより少なくとも3歳は下なんですよね。お姉さん君たちのまぶしさで目が!目が!
こりゃ結婚を夢見るモルモンのヤングたちが憧れるわけですよ!晴れて婚活ゲームから勝ち抜けた男女だけが住まうことを許された愛の巣。どんなに学校が忙しくても互いに励まし合いながら乗り越え、それでも挫けそうになったらパートナーと愛を誓った神殿を共に眺める…
そんなキャンパスの別世界をハワイ上陸3日目にして知ってしまったきゃとらにの感想は…
これはどういうことかといいますと、学生結婚する学生の中には奨学金を受けバイトをすることで自立して生計を立てる者もいますが、多くは結婚後も暫く両家の両親から援助を受けます。また在学生の大半は同じくモルモンの親を持ち、モルモンの親の多くは結婚して家庭を築くことを最優先事項としているため、援助に積極的な場合が多いです。
きゃとらには個人的に結婚後両親から金銭的援助を受けることは全く考えられませんでした。きゃとらににとって結婚=親からの自立だったので、結婚は少なくとも自分と将来のパートナーが就職して収入が安定してから、と決めていたのです。またきゃとらにの両親はモルモンですが、学生結婚に対する考え方はきゃとらにと同じでした。
つまり夢の様にステキなTVAには一生住むことはない。婚活のためにハワイに来て3日でキャンパス一のパラダイスは永遠に叶わぬ夢となりました。
わぁぁぁーー!空腹は満たされたけど、今度は空っぽの心が飢えを訴えて泣いてるよ!なぜか満たされないままその晩帰路についたきゃとらにでした(´;ω;`)ウゥゥ
きゃとらに🐈
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