盛者必衰(じょうしゃひっすい)という言葉がある。
字面を見れば意味はおおよそ推測できるかとは思うが、『どんなに繁栄を極めた者にも必ず衰退する時が訪れますよ』という趣旨の言葉。古くは『仁王経』の『盛者必衰、実者必虚』に基づいており、仏教の説く『無常観』を表している。
だから何なの?という話だとは思いますが、ニンテンドースイッチ発表のニュースが今朝Zipで流れたとき、この言葉が雷電のごときショックと共に思い浮かんだのです。
【初公開映像】Nintendo Switch(ニンテンドースイッチ)
クリスチャンのきゃとらにが一体全体なぜこの世の何事も不変ではいられないという仏教の教えに思いを馳せているかといいますと、今回のニンテンドースイッチ発表で長年きゃとらにを悩ませてきたある仮説が証明されてしまったからです。
それは、きゃとらにが保持するゲーム機が入手から大体1~2年をめどに廃れてしまう、という現象です。
そんなこと突然言われたところでにわかには信じ難いかと思いますので、きゃとらにの購入によって姿を消していったゲーム機たちを以下にリストアップしたいと思います。
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きゃとらにの入手を期に消えていった家庭用ゲーム機たち
・ファミリーコンピューター(ファミコン)【任天堂】
By Evan-Amos - 投稿者自身による作品, パブリック・ドメイン, Link
実家近所の田畑やそれとは知らず秘密基地をこしらえた地方豪族の古墳を遊び場にしていた野生児きゃとらに。その当時のきゃとらにの遊び方に革命をもたらした一品。
所有していたソフトは『スーパーマリオブラザーズ』、『ドラゴンクエストⅠ』、『ドラゴンクエストⅡ』。全クリしたソフトなし。『ドラゴンクエスト』シリーズに関しては戦闘シーンが恐ろしくて号泣。低レベル時にエンカウント率が高く、そのキュートなルックスから今でも人気を誇るスライムはなぜか恐怖のシンボルとして幼いきゃとらにの心に刻まれた。入手から一年程でスーパーファミコンが発売となる。
☝幼少期のきゃとらにを恐怖に陥れたスライムとの戦闘は3:30辺り
・PCエンジンDuo-R【NECホームエレクトロニクス】
By Evan-Amos - 投稿者自身による作品, CC 表示-継承 3.0, Link
1993年に通商産業省のグッドデザイン賞を受賞した一品。当時テレビCMもバンバン流れていたただけに、我が家にやってきた際は「これなら暫く廃れないだろう」とピュアに期待したりもしたが…。
所持していたソフトは『ビックリマンワールド』、『PC原人2』、『パロディウスだ!~神話からお笑いへ~』、『ドラえもんのび太のドラビアンナイト』、『スーパー桃太郎電鉄Ⅱ』など多数。
クリアソフトなし。特に『ビックリマンワールド』はドハマりした割に上達せず。さらに今回の記事作成中同ゲームを30分ほどで全クリしている動画を発見し自分の下手さを否応なしに痛感することとなった。つらっ。
ビックリマンワールド (PCエンジン) ALLクリア スーパープレイ
『スーパー桃太郎電鉄Ⅱ』は子どものわれわれが夜更かしできる夏休みや年末に家族でおこなう恒例行事と化した。この様に我が家でも家族ぐるみでお世話になったゲーム機だったにもかかわらず、ほぼ同時期に販売されていたスーファミにやがて淘汰される運命を辿った。因みに見る影なくゲーム機が廃れた後も我が家では相変わらずPCエンジンは動かなくなるまで遊びつくされた。PCエンジンDuo-R大往生。
・スーパーファミリーコンピューター(スーファミ)【任天堂】
By Evan-Amos - 投稿者自身による作品, パブリック・ドメイン, Link
スーファミに手を染める頃には家族内でも「買ったってどうせ廃れていくんでしょ」というあきらめの風潮が蔓延していた。そのためグッドデザイン賞のPCエンジンDuo-R購入時とは対照的に中古で購入。思えばこの頃から『ゲーム機は我が家の購入を見計らったように廃れる説』は囁かれていたように思う。
所持ソフトは『クロノトリガー』、『聖剣伝説3』、『ぷよぷよ通』など。特に『クロノトリガー』に関しては幼少期のRPGに対する謎の恐怖を乗り越えさせてくれた作品として思い出深い(何の縁かキャラデザも鳥山明氏と共通してるし)。
またこれらのソフトは初めて全クリの喜びを教えてくれたソフトでもある。しかし『聖剣伝説3』の全クリに6年の歳月を費やしたことは秘密である。そしてその間言うまでもなくスーファミ王朝は滅んでおり代わりにNINTENDO64とPlayStationという2大勢力によって戦国時代の幕は開いていた。
・WiiU【任天堂】
By Takimata (edited by:Tokyoship) - File:Wii U Console and Gamepad.jpg, CC BY-SA 3.0, Link
スーファミ購入意向『われわれが手を出したゲーム機は滅びの運命をたどる』というのが実家家族の間ですっかり定説化されていたのと、家族一のゲーマーきゃとらにが社会人になりゲームプレイから遠ざかったのをきっかけにゲームの購入はすっかり護符沙汰だった。
次々と新たに発表されるゲーム機にいくら世間が沸こうとわれわれはそれを遠くから眺める以上のことはしてこなかった。WiiUのことにしても実家の家族なら恐らく諦めたように首を振るだけだっただろう。ところがこの度WiiUを欲しがったのはコーヒーさん。実家我が家の呪われた定めなどあずかり知らぬ男である。結局『マリオカート8』を遊ぶため購入。その後『ゼルダ無双』、『スプラトゥーン』がそれに続いた。
※結局『スプラトゥーン』にはドハマりした挙句今でもプレイ動画を観あさるきゃとらに。
☝こんなプレー夢のまた夢
それがちょうど2年前。からの今朝のZipのニュースだったのである。
まとめ
まあ色々書きたてましたが、結局どのゲーム機も購入タイミング遅かったってだけなんですよね。ニンテンドースイッチについてはまだ詳しい情報が分からないので何とも言えないのですが、ニンテンドースイッチが出たらみんなそっちでスプラ遊ぶだろうからWiiUのスプラ遊ぶ人いなくなっちゃう。PCエンジンソフトとは違い、オンライン対戦で遊ぶスプラは廃れても自分だけは遊び続ける、ということができません。
今のうちにWiiUのスプラいっぱいやらなきゃ、と食べ放題で元を取ろうとするおばはんのようなことを考えるきゃとらにでした。
あ、そうか自分とっくにおばはんだもんね。
きゃとらに🐈
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