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iPhoneのiOS11より導入された「緊急SOS」という機能みなさまご存知ですか?
わたしの場合、
「なんか緊急時、ダイヤルしないで簡単に警察とかに連絡できるらしいよ~」
くらい薄ボンヤリとしか認識していませんでした。
そんなところへこんなニュースが
「うそ!横浜やん!」
わたしの住まいからそう遠くない場所で起きた事件に戦慄しました。
慌てて玄関の施錠を確認しに行ったほど
事件発生現場にいた女性が、自身も血を流しながら通報した、とのことでしたが、
「こんな時自分だったら、ちゃんと通報できるんだろうか?」
と心配になります。
状況次第では通報させてもらえないことだってあるかもしれません。
また家族がバラバラに過ごしている間に、地震や津波などといった不慮の天災に見舞われたり、何らかの事故に巻き込まれたりしたら、
家族の居場所や状況をどうやって把握すればいいのでしょう?
そう考えると、
やはり緊急時番号をダイヤルする手間をすっ飛ばして素早く通報する手段は普段から頭に叩き込んでおく必要があるな
そう思い今回の記事を書くことにしました。
「自分 iPhone じゃないし」
なんて思っている方も、
あなたのそばで iPhoneユーザーの方が緊急事態に陥った際にも活用できる知識なので、決して知って損はないと思います。
「緊急SOS」作動するとどうなる?!
まずは、緊急SOSがどのように働くのかを調べました。
緊急SOSを実際に作動させた様子がこの動画になります(電話はしてません)。
※音量注意
警察の「110」
消防の「119」
はよく浸透している番号ですが、
海上保安庁の「118」
は先の2つに比べて馴染みが薄いのではないでしょうか?
そういう意味では、番号をダイヤルすることなく発信できるのはありがたい!
地域によっては緊急SOS先の選択を必要とせず、自動で発信してくれる場合もあるようです。
緊急SOSの発信が終わると、緊急連絡先へメッセージと位置情報が送信されます。
これが便利! ↓



参照元:【iPhone】「緊急SOS」機能の使い方と設定を全解説 実際に使うとどうなる? | アプリオ
受信側は以下のようなメッセージと位置情報を受け取ります↓



参照元:【iPhone】「緊急SOS」機能の使い方と設定を全解説 実際に使うとどうなる? | アプリオ
実は、この機能が効果を発揮した実例があるんだそうです! ↓
iOS11で追加された「緊急SOS」のお陰で命拾いした。
— iGNITED (@xxxprius) November 13, 2017
1人で磯釣りをしていて倒れ意識が遠のく中何も考えずiPhoneの電源ボタンを連打していた、その後気が付いたら病院のベッドの上だ。
今回たまたまiOS11で実装された緊急SOSを設定しておいたお陰で助かったが、みんなも今すぐ設定しておいた方がいいぞ pic.twitter.com/baY16S8z88
磯釣り中に意識を失ったという上記ツイートの男性は、事前の緊急SOSを設定していたそうです。おかげで家族に緊急メッセージが送付され、救急搬送。一命をとりとめました(【注意喚起】iPhoneで命拾いした男性『緊急SOS機能』設定の重要性を強く訴える「今すぐ設定しておいた方がいいぞ」 | ロケットニュース24)。
やはり、備えあれば憂いなし!
わたしも実際に設定をおこなってみました!
《今回おこなった設定》
・緊急SOS発信方法の選択
・緊急連絡先の選択
以下のサイトを参考にさせていただきました↓
超簡単!緊急SOSの使い方
設定に先立ち、緊急SOSの発信方法をおさえておくことにします。
iPhone7以前
参照元:【iPhone】「緊急SOS」機能の使い方と設定を全解説 実際に使うとどうなる? | アプリオ
iPhone7以前の場合、「緊急SOS」発信の基本操作は以下のようになります。
①サイドボタン(電源ボタン)素早く5回押す
②電源オフスクリーンになったら、赤い「SOS」アイコンをスワイプ
③連絡先をタップで発信
参照元:知っておきたい緊急時に役立つiPhoneの機能「緊急SOS/メディカルID」 : ビジネスとIT活用に役立つ情報
iPhone8/Ⅹ以降
参照元:【iPhone】「緊急SOS」機能の使い方と設定を全解説 実際に使うとどうなる? | アプリオ
iPhone8/Ⅹ以降の場合、「緊急SOS」発信の基本操作は以下のようになります。
❶「サイドボタン」と「音量ボタンのいずれか」を長押し
❷、❸の手順はiPhone7以前と同じ
ただし、iPhone8/Ⅹも、 iPhone7と同じように、サイドボタン5回早押しで、緊急SOS発信をするよう設定することもできます。
では、実際に緊急SOSの設定を編集してみましょう。
緊急SOSの設定をカスタマイズしよう(使用機種 iPhone8)
緊急SOSの設定を編集する手順は「設定」アプリ→「緊急SOS」です。
するとこのスクリーンが表示されます↓
1つずつ見ていきましょう
⓵「サイドボタンで通話」
この設定を「ON」にすると、iPhone7以前の機種と同じように、サイドボタンを5回素早く推すことで緊急SOSを発信できるようになります。
わたしは、何も無い時にカバンやポケットの中で誤ってボタンが押されて通知が行くのが怖かったので「OFF」にしています。
⓶「自動通報」
この設定を「ON」にすると、先ほど紹介した、緊急SOS発信ステップ③での連絡先を選択する手間なしに、自動で緊急連絡を発信することが可能になります。
ただし、自動通報関しては適応している地域と、そうでない地域があります。
わたしの住む横浜は対応していないため、横浜から発信する場合はやはり、「警察」・「海上保安庁」・「消防」のいずれかから緊急発信先を選択することになります。
⓷「“ヘルスケア”で緊急連絡先を編集」
ここをタップすると、ヘルスケアアプリへ移動し、そこで緊急連絡先を登録することができます。登録方法は次項「緊急連絡先を設定しよう!」で紹介しています。
⓸「カウントダウンで音を出す」
この機能を「ON」にすると発信動作からのカウントダウン後かなり大きな音が鳴ります。「緊急SOS作動するとどうなる?!」で紹介した動画にも収録されていましたね。
今度は音に注意して観てみましょう↓
※音量注意
この音、何でもない時に誤報で電車の中なんかで誤爆すると非常に恥ずかしいですが、1人でいる時なんかに危険な目に遭いそうになった時(変質者とか)の防犯に役立つかもしれません。
ほとんど家に1人引きこもってるわたしも一応「ON」にしてみました。
いや、保険ですからね、こういうのって…
緊急連絡先を設定しよう!
緊急連絡先は、ぜひ緊急SOSとセットで設定したいと思いました!
これを設定すれば、緊急電話の終了後、予め登録しておいた連絡先にメッセージ/位置情報を送信できます。
この機能のすごいところは、現在地を移動すれば、その度に更新された情報を送信してくれるという点です!
緊急連絡先は
「ヘルスケア」アプリ→「メディカルID」→「編集」
で作成できます↓
参照元:【iOS11】iPhoneで緊急SOSを使うとどうなる?通報〜通報後までの流れについて | 楽しくiPhoneライフ!SBAPP
複数件登録可能なので、夫のほかにもそれぞれの実家の家族も登録しました。
緊急事態の対応は事前に話し合っておこう
今回緊急時のために必要な設定を iPhoneでおこないました。
そうした中で感じたのは、緊急事態にどう備え、対応するかを身近な人と予め話し合っておくことがいかに大事か、ということでした。
個人での備えが大事なのはもちろん言わずもがな、なんですが、いざ緊急事態に遭遇した際、事前に何も知らされないまま情報だけが送られてきても、咄嗟にどうすべきか判断しかねるかもしれません。
事前に対策を決めておくことで機能も情報もフル活用できるんじゃないか、と思った次第です!
きゃとらに🐈
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